山口大学技術経営研究科
山口大学

ミッション・ビジョン・ポリシー

ミッション

本研究科は、高い倫理観を備え、地域に根差しながらグローバルな視点で問題解決に取り組む<技術経営>者を養成します。 

ビジョン

本研究科は、<技術経営>者を目指す人々、そして技術経営を教育研究する人々の「最優先志望」となることを目指します。

ディプロマ・ポリシー(DP)

本研究科では、技術と経営の二つの視点から問題に取り組み、創造的な成果を生み出していくことのできる<技術経営>者を養成することを目的としています。所定の期間在学し、所定の単位を修得し、下記の知識や能力を身に付け、修了審査に合格した学生に技術経営修士(専門職)の学位を授与します。

 【共通する総合的な能力】

1. イノベーションの意義や創発するための方法論について学問横断的に学習・理解し、その知識を主体的に実務に活用・応用する能力

2. 高い倫理観を持って他者と協調して事業活動に取り組む態度を涵養し、社会に貢献する能力

 【具体的な能力として、以下のいずれかを身に付ける】

3. 研究開発や事業活動などを組織的に遂行するために必要な知識を学び、自らの課題を正しく把握し、それらに合理的かつ効率的に対処する能力

4. 経済法則の原理と価値の計測方法を正しく学習・理解し、事業活動の成果を経済的価値に結びつける能力

5. 知的資産の重要性を理解し、事業遂行に役立てていく仕組みや方法を修得したうえで、自らアイディアを創出し知的資産化する能力

6. グローバルなフィールドで活躍できるように、多様な社会や文化を理解するとともに、自ら仮説を立てて研究方法を構築し、遂行する能力

カリキュラム・ポリシー(CP)

本研究科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる人材を養成するために、学生の多様なバックグラウンドやニーズを踏まえて教育科目を体系的・段階的に編成し、教育内容、教育方法及び学修成果の評価についての方針を以下に定めます。

1. 教育課程・教育内容

  1. <技術経営>者として最低限習得しておくべき技術と経営に関する基本的理論及び分析手法を、必修科目である基盤科目群で学習します。(DP1,2,3,4)
  2. 基盤科目で習得した理論 や分析手法を、学生が自らのバックグラウンドに応じた形で体系的に深掘りするために、選択必修科目である展開科目群で学習します。(DP1,2,3,4,5)
  3. 基盤科目群、展開科目群で習得した理論や分析手法を、応用科目群で今日的なテーマに適用し、学生の応用力や実践力を高めます。(DP1,2,3,4,5)
  4. 講義科目等で獲得した見識を自らが設定した課題に適用し、技術と経営の複眼的な視点から社会や企業、組織における様々な問題に対して解決を目指して取り組む力を養うために特定課題研究を実施します。(DP1,2,3,4,5)
  5. グローバルなフィールドで活躍する<技術経営>者として必要な外国語でのコミュニケーション能力向上と、他国における技術経営に関する知識習得の機会を提供するために、特別科目を設けます。(DP1,2,6)

2.教育方法

技術経営の基礎となる「理論」とビジネスの現場での「実務」の効果的な架橋教育を行うために、座学スタイルに加え、具体的な事例に基づいた演習を多く取り入れた教育を行います。それにより、技術に関する幅広い知識、技術経営の理論やスキル、戦略的思考力の涵養を図ります。また、学生の主体的な学びを推進するために、アクティブ・ラーニングを導入し、グループワークなどのディスカッションを適宜取り入れ、課題探求・解決学習、実践的教育を行います。

3.学修成果の評価

  1. 試験・レポート等に基づき、学修成果の到達度を厳格に評価します。
  2. 2年間の学修成果は、基礎科目(必修)、展開科目(選択必修)、応用科目(選択必修)、特別科目(選択)の修得単位数に加え、特定課題研究(必修)の成果によって、総括的に評価を行います。

アドミッション・ポリシー(求める学生像)

本研究科では以下のいずれかに該当する方を学生として受け入れます。 

● 企業、組織、地域、国内外などで自らが中核となってイノベーションに携わり、成果の創出や活用を目指した取り組みをしようとする人 

● 企業経営や組織運営において、戦略的な視点から技術を活用した価値創造や経営課題解決に意欲を持つとともに実践に必要な理論や手法を習得して、自ら経営にあたる、経営層を補佐する、将来に向けての経営の一翼を担おうとする、などの意志を持つ人 

● 知的資産の創出と活用、蓄積した業務経験の活用や体系化などに基づく新規起業や事業・職務の遂行における高度化などに挑戦的に取り組もうとする人