技術経営（Management of Technology ： MOT）は、「技術を事業の核とする企業・組織が次世代の事業を継続的に創出し、持続的発展を行うための創造的、かつ戦略的なイノベーションのマネジメント」と定義できます。本研究科は、地域経済の自立的発展と連鎖的イノベーションの創出を推進できる人材を育成するという教育・研究上の理念を持っています。

技術経営（MOT）専門職大学院における目標は、技術と経営の複眼的な視点から社会や企業、組織における様々な問題に対して解決を目指して取り組む力を習得するところにあります。日本及び地域の産業の活性化と持続的発展のために、研究開発・技術開発において必要な専門的経営能力の向上をMOT教育は目指します。
近年の日本企業における生産拠点・研究開発拠点の海外展開から人材の国際的流動性が今後飛躍的に高くなることが予想されます。こうした動きに対応してMOT教育を国際的に実践するためにアジア諸国へ海外拠点を展開する方向性も模索してきました。本研究科では、企業におけるMOT人材の育成と、特にアジアを中心とした世界市場において活躍するために必要な能力を修得できる教育体制とプログラムを用意しています。
本研究科は、対面講義が可能で利便性の高い教室を広島と福岡の中心部に持ち、多忙なビジネスパーソンに効果的な学習・研究とリスキリングの機会を提供しています。また、土曜日を中心とした通学（夏季集中講義を除く）で技術経営修士の学位が取得できます。高度で複雑な時代のニーズに対応した実践的な社会人教育が学べる本研究科への入学をご検討ください。