学長からのメッセージ
山口大学は地域社会、国際社会などからの多様な期待とニーズに応えながら、高等教育の充実と学術研究の活性化に努めています。社会の期待とニーズにはすでに顕在化したものだけでなく、顕在化はしていないが底流では極めて重要視されているものもあります。将来を担う人材の育成を行う大学は、今という時代だ
けでなく、常に未来を見据えておく必要があります。山口大学は、そうした観点から、社会動向や社会のニーズを"先読み"しながら教育研究の改革と充実のプランを立て、他に先がけて新しい取り組みを行っています。
その具現化の一つである「山口大学大学院技術経営研究科」はイノベーションを目指す企業・組織を支える「技術経営者」を育成することを目的としています。ビジネスとテクノロジーの総合的マネジメントを学び、イノベーションにおいて中核的役割を担う人材の育成を狙いに据えています。
本研究科は、西日本唯一の「MOT(Management of Technology)専門職大学院」であり、「MOT教育コア・カリキュラム」の開発とそれをベースにした先端的・実践的な教育活動で我が国のMOT教育の中核的役割を担うとともに、西日本における技術経営者育成の拠点的役割を果たしてきました。
本研究科にはアジアにおける"MOT教育の拠点"に相応しい教授陣が揃っており、実務経験者を含む多彩な教員によって、世界水準の教育を進めています。技術と経営の二つの視点から創造的な成果を生み出すMOTの神髄を学ぼうとする社会人の入学を大いに歓迎します。