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活動の概要

組織・環境の整備と活用

平成30年度

ダナン科学技術大学に遠隔会議・講義システムを設置し、5月に双方向授業の実証実験を実施した。さらに、本事業で整備した遠隔会議・講義システムを活用し、マレーシア工科大学、バンドン工科大学、チェンマイ大学、ダナン科学技術大学およびマラ工科大学と定期的に教材開発、DDプログラムおよび共同研究等の打ち合わせを行うとともにコースシェアの試行を開始した。

平成29年度

本事業で整備した遠隔講義システムを活用し、マレーシア工科大学、バンドン工科大学、チェンマイ大学およびマラ工科大学とコースシェア・コードシェアのための実証実験を開始するとともに、同システムを用いて定期的に教材開発や研究打ち合わせや等を行った。

平成28年度

山口大学の常盤キャンパス,広島教室,福岡教室およびマレーシア工科大学のクアラルンプールキャンパスに設置した遠隔講義システムを活用し、クロスボーダー型PBLプログラム(ブートキャンプ)に必要な基礎知識を修得するためのプレキャンプを11月、ブートキャンプ終了後のフォローアップとしてポストアサインメントを2月に実施した。また、センター活動をより活発にするため、スタッフを大幅に増員した。

平成27年度

マレーシア工科大学やバンドン工科大学等の海外提携大学の協力の下,本事業を担う中核的組織「アジアイノベーションセンター」を本研究科に設置し,プロジェクト担当教員,コーディネーターおよび海外提携大学からの招聘教員等のスタッフを配置した。また,海外連携大学との会議や共同講義等を実施するために,山口大学の常盤キャンパス,広島教室,福岡教室およびマレーシア工科大学のクアラルンプールキャンパスに遠隔講義システムを設置した。

MOT教育コンテンツの開発・改善と教育プログラムの実施

平成30年度

7月にグローバルモビリティプログラム、8月にグローバルエンジニア育成短期プログラムおよび11月にグローバルMOT人材育成短期プログラムの3種類のクロスボーダー型PBLプログラムをマレーシアで実施した。また、留学生向けインターンシッププログラムを新たに開発し、㈱グリーンスタンプ等において協定を締結するとともにインターンシップを実施した。

平成29年度

11月にグローバルMOT人材育成短期プログラム(YUMOT短期海外派遣プログラム)、8・9月にグローバルエンジニア育成短期プログラムの2種類のクロスボーダー型PBL教育をマレーシアで実施した。グローバルMOT人材育成短期プログラムはダイバシティマネジメントをテーマにマレーシア企業の課題解決に取り組んだ。3月にポストアサインメントとして同じ課題に取り組んだマレーシア工科大学の大学院生を山口大学に招聘した。グローバルエンジニア育成短期プログラムは創造設計手法を用い、マレーシア工科大学の学生と共同で新興国の課題解決に取り組んだ。また、5月に留学生向けインターンシップを宇部市役所で実施した。

平成28年度

11月にグローバルMOT人材育成短期プログラム(YUMOT短期海外派遣プログラム)をマレーシアで実施し、2月にポストアサインメントとしてマレーシア工科大学の学生を山口大学に招聘した。また、グローバルエンジニア育成短期プログラムを8月にマレーシア工科大学で、9月にジョクジャカルタ州立大学で実施した。さらに、留学生向けインターンシップを4月~5月に㈱フォー・クオリアで、9月~10月に㈱丸久で実施した。

平成27年度

アジア各国の文化・社会の多様性を理解しながらアジアの人々と協働で有益なモノ・サービス・ビジネスモデルを生み出すための知識とスキルの修得を目的としたグローバルMOT短期プログラム教材を開発し,インドネシアとマレーシアでプログラムを実施した。また,アジアのニーズに基づいた商品企画などの実践的能力を身に付けるためのグーローバルエンジニア育成プログラム教材を開発し,インドネシアとマレーシアでプログラムを実施した。

国際連携講座を中核とした研究活動

平成30年度

ダナン科学技術大学に山口大学ダナン事務所・教室を開設し、5月9日に開設披露式典を開催した。また、9月20日にマレーシアの教育大臣であるマズリー氏の出席のもと山口大学・MJIIT国際連携知財講座の新研究室の完成披露式典を行った。さらに新研究室で活動する「オープンイノベーションと知財」、「M&Aと知財」、「技術移転と知財」の3つの研究チームを発足させた。

平成29年度

国際連携講座に関する山口大学とバンドン工科大学との間のMOAを締結し、新興国における技術経営およびイノベーションに関する教育研究のアジア最高レベルの環境と運営体制を構築した。11月7日にバンドン工科大学で山口大学-バンドン工科大学国際連携講座の開所式典を行い、活動を開始した。

平成28年度

国際連携講座に関する山口大学とマレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院(MJIIT)との間のMOAを締結し、世界最高レベルの知的財産データベースをはじめ、知的財産に関するアジア最高レベルの教育研究設備の運営体制を構築した。11月28日にマレーシア工科大学クアラルンプールキャンパスのMJIITビル3階で山口大学-MJIIT国際連携知財講座の開所式典を挙行した。また、2月にバンドン工科大学に国際連携講座設置準備室を開設した。

平成27年度

・本研究科の知的財産マネジメント講座とマレーシア工科大学のマレーシア・日本国際工学院MOT講座が共同で知的財産に関する国際連携講座を設置するための準備室をマレーシア工科大学クアラルンプールキャンパスに開設し,遠隔講義システムの整備等,平成28年度の設置に向けて活動した。

アジアMOTコンソーシアム(AMC)の運営

平成30年度

アジア標準のMOTカリキュラムをAMCメンバー校の教育プログラムとして実装するために、「MOT教育コアカリキュラム」と「MOT教育コアカリキュラム活用ガイドライン」の効果的な活用法と課題について、AMCメンバー校の代表者と意見交換を定期的に行った。また、標準化の一環として、AMCメンバー校が共有・活用するMOTケース教材の標準フォーマット決め、モデル教材を開発した。また、AMCメンバー校との間のコースシェアや単位互換(コードシェア)を行うための制度ついて議論を重ね、運用のための制度を整備した。さらに、MOT標準カリキュラムをベースとした基本プログラムと山口大学の強みを活かした特別プログラムで構成されたDDプログラムをダナン科学技術大学、バンドン工科大学およびマラ工科大学と個別に開発した。

平成29年度

アジアの標準カリキュラムを整備するために、「MOT教育コアカリキュラム」(平成28年度改定版)を効果的に活用するための方法について、アジアMOTコンソーシアムのメンバー校の代表者と意見交換を行った。彼らの意見を文部科学省の高度専門職業人養成機能強化促進委託事業の一環で開発した「MOT教育コアカリキュラム活用ガイドライン」に反映させた。また、シンポジウムと遠隔テレビ会議によりAMCを構成する海外連携大学の間のコースシェアや単位互換(コードシェア)を行うための制度ついて議論を重ね、運用のための基本的な制度を整備した。さらに、教授内容の互換性を高めるため、ケースを中心に教材開発を行った。

平成28年度

6月のシンポジウムでアジアMOTコンソーシアム(AMC)設立の発起大学である山口大学(代表校)、バンドン工科大学、チェンマイ大学、マラ工科大学、ダナン大学の代表者による署名式を行い、その後の総会で規約等を定めた。また、アジアの標準カリキュラムを整備するために、「MOT教育コア・カリキュラム」(平成21・22年度文部科学省助成事業)をベースに改定すべき事項について、アジアの主要ビジネススクールの代表者と意見交換した。彼らの意見を文部科学省の先導的経営人材養成機能強化促進委託事業で受託したMOT教育コアカリキュラム(平成28年度版)に反映させた。

平成27年度

11月に山口県宇部市でアジア各国のMOTスクールのDeanを招聘し,標準カリキュラムを整備等するための組織であるアジアMOTコンソーシアムの設立について議論した。

アジアMOT教育シンポジウム(ISAME:International Symposium for Asian MOT Education)の開催

平成30年度

MOT国際シンポジウムを5月にベトナムのダナン、11月に山口県下関市で開催した。なお、11月のシンポジウムはAMCメンバー校の教員とMOT研究者との交流を深めるためにThe 15th International Conference on Innovation and Management (ICIM2018)と合同で開催した。さらに、山口大学とダナン科学技術大学、バンドン工科大学およびマラ工科大学とのダブルディグリー(DD)プログラムに関する協定書の調印式を行った。

平成29年度

MOT国際シンポジウムを7月に山口県宇部市で、11月にタイのチェンマイで開催した。7月のシンポジウムでアジアMOTコンソーシアム(AMC)のメンバー校である山口大学(代表校)、バンドン工科大学、チェンマイ大学、マラ工科大学、ダナン大学の代表者による標準カリキュラムの普及や教育コンテンツの開発・改善に関する署名式を行った。11月のシンポジウムではMOT教育コアカリキュラムの導入や教育コンテンツの開発・改善について議論した。

平成28年度

アジアMOT教育シンポジウムを6月に山口県宇部市で、11月にマレーシアのクアラルンプールとシャーアラムで開催した。6月のシンポジウムでアジアMOTコンソーシアム(AMC)設立の発起大学である山口大学(代表校)、バンドン工科大学、チェンマイ大学、マラ工科大学、ダナン大学の代表者による署名式を行い、その後の総会で規約等を定めた。11月のシンポジウムではMOT教育コアカリキュラムの改定に関する議論のほか、知的財産に関する最新の研究や事例について情報共有した。

平成27年度

バンドン工科大学と連携し,9月にインドネシアのバンドンでMOTシンポジウムを開催した。大学,行政および産業界から300名を超える出席者があり,MOT標準カリキュラムの重要性等について議論した。さらに11月に山口県宇部市でアジア各国のMOTスクールのDeanを招聘し,MOTシンポジウムを開催した。海外から100名を超える出席者があり,標準カリキュラムを整備等するための組織であるアジアMOTコンソーシアムの設立について議論した。

主な活動

シンポジウム

過去のイベント

第8回アジアMOT教育シンポジウム :ISAME2018 in Shimonoseki

開催地:下関市(山口県) 開催日 2018年11月27日~29日

アジアMOTコンソーシアム(AMC)メンバー校の教員とイノベーション・MOT研究者との交流を深めるために、本シンポジウムではオープニングセレモニー、プレナリーセッションおよびパネルディスカッションをThe 15th International Conference on Innovation and Management 2018と合同で開催した。関門海峡を臨む下関グランドホテルを会場とし、海外102名(15か国)、国内60名の参加があった。オープニングセレモニーでは上西 研 AICセンター長による主催者挨拶、岡 正朗山口大学学長からの歓迎挨拶に続き、文部科学省の玉上 晃審議官を講師に迎え、「Data Science Education and MOT Education for Society 5.0」と題した特別講演が行われた。プレナリーセッションでは災害に強い社会の構築に対するソリューションの一つとして、本学の強みであるリモートセンシング研究を例にとり、衛星データがいかにして人々の暮らしを豊かにしうるのか、またどのようなイノベーションの可能性があるのかについて、三浦房紀山口大学副学長と小山 浩 三菱電機㈱電子システム事業本部 役員技監による基調講演が行われた。また、パネルディスカッションでは、まず、宇宙ビジネスで求められているアプリケーションを題材にとりながら、ビックデータを活用したイノベーションについて意見交換をした。その後、議論を一般化し、伝統的なモノづくり時代の技術経営とビックデータ時代の技術経営の異同点について考え、これからの技術経営者に求められる資質やスキルについて議論した。最後に、そうした人材を育成するためにMOT・ビジネススクールは何をすべきかについて検討した。その後、開催したAMC会合では、4年間のAIC事業の総括とAMCの今後の戦略及び活動計画ついて議論した。その結果、AMCをさらに魅力的にしていくために、AMCメンバーとのMOT教育の連携のみならず、より多くのMOT研究者との戦略的かつ多面的な連携を通じて、研究成果を生み出し続ける基盤を構築することで合意した。閉会式ではAICが主催したInnovative Design Contest 2018 の優秀者を表彰した。

上西 研 AICセンター長による主催者挨拶
岡 正朗 山口大学学長からの歓迎挨拶
玉上 晃 文部科学省審議官による祝辞と
特別講演
オープニングセレモニーの様子
三浦房紀 山口大学副学長による基調講演
プレナリーセッションの様子
パネルディスカッションの様子
AMC会合の様子
閉会式
Innovative Design Contest 2018優秀賞の
表彰

山口大学とマレーシア工科大学との国際連携講座の研究室完成披露式典

開催地:クアラルンプール(マレーシア) 開催日 2018年9月20日

山口大学(YU)とマレーシア工科大学(UTM)マレーシア・日本国際工学院(MJIIT)とが連携して設立した国際連携知財講座、YU-MJIIT International Joint Intellectual Laboratory(IJIPL)の新研究室の完成披露式典をUTMのクアラルンプールキャンパスで開催した。最初に、マズリー教育大臣による署名式を行い、次に、上西AICセンター長とシャーラムMJIIT副院長がそれぞれの大学の立場から新研究室の意義と役割についてスピーチした。さらに、石川・在マレーシア日本大使館一等書記官から新研究室に対する期待を込めた祝辞をいただいた。その後、企業との連携を推進するために、企業向け説明会を実施した。なお、マハティ-ル首相がUTMクアラルンプールキャンパスに来学されていたので記念撮影をした。

マズリー教育大臣の署名
企業向け説明会
マハティ-ル首相を囲んで

第7回アジアMOT教育シンポジウム :ISAME2018 in Danang

開催地:ダナン市(ベトナム) 開催日 2018年5月9日~10日

ベトナム中部の都市ダナンで7回目のアジアMOT教育シンポジウムを開催した。アジアのMOT教育関係者、ベトナム政府関係者、ダナン市の企業関係者、ダナン科学技術大学の大学院生など約300名が出席し、9日はダナン科学技術大学で、「なぜ今アジアでMOTが必要とされているのか?」についてベトナムおよびダナン市の課題を踏まえて議論した。10日はMuong Thanh Luxury ホテルに場所を移し、アジアMOTコンソーシアム(AMC)メンバー校で共有するMOTコアカリキュラム活用ガイドライン、ケース教材のフォーマット等について議論した。

伝統舞踊によるオープニング
上西AICセンター長による主催者挨拶
Doanダナン科学技術大学学長による歓迎挨拶
ベトナム政府幹部による基調講演
ダナン市の日系企業幹部による基調講演
パネルディスカッション
会場の様子

山口大学ダナン事務所・教室の開所式

開催地:ダナン(ベトナム) 開催日 2018年5月9日

2018年5月9日、ダナン科学技術大学において山口大学ダナン事務所・教室の開所式を開催した。主にダブルディグリープログラム(DDプログラム)の実施を目的としたものであり、AICとしては、マレーシア工科大学(2016年11月)、バンドン工科大学(2017年11月)に次いで3番目の海外拠点となる。

上西AICセンター長とワン・ダナン科学技術大学副学長によるテープカット
看板の除幕
出席したAMCメンバー

第6回アジアMOT教育シンポジウム :ISAME2017 in Chiang Mai

開催地:チェンマイ市(タイ) 開催日 2017年11月15日~17日

2017年11月15日~17日、タイ北部の古都チェンマイでアジアMOT教育シンポジウムを開催した。アジアのMOT教育関係者、タイ政府関係者、チェンマイ市の企業関係者、チェンマイ大学の大学院生など約100名が出席した。本シンポジウムではタイの起業家率が高いことに注目し、「スタートアップとMOT」というテーマで基調講演とパネルディスカッションを行い、スタートアップにおけるMOTの役割について議論した。さらに、遠隔講義システムを用いて山口大学、マレーシア工科大学、バンドン工科大学、チェンマイ大学の4拠点を結んだデモ講義を行い、遠隔講義システムを用いたMOT教育のコースシェアやコードシェアについて議論した。また、山口大学の紹介ブースを設け、チェンマイ大学の学生を対象に山口大学のPRを行った。


会場となったチェンマイ大学経営学部の玄関
上西AICセンター長による主催者挨拶
Siriwutチェンマイ大学経営学部長
による歓迎挨拶
Mr. Smith Taweelerdniti
(Managing Director, Nithi Foods Company Limited) 
による基調講演
Dr. Pitipong Yodmongkol
(Dean, College of Arts, Media and Technology)
による基調講演
Dr. Tanyanuparb Anantana
(Director, Science and Technology Park)
による基調講演
Dr. Chaiyatorn Limapornvanich
(Innovation Strategy Manager – National Innovation Agency,
Ministry of Science and Technology)
による基調講演
会場の様子
ディスカッション
大島教授(山口大学大学院技術経営研究科)
によるアジアMOTコンソーシアム活動の紹介
重松氏(山口大学SD研修生)
による山口大学の紹介
遠隔講義システムによる4拠点中継画面
遠隔講義システムによる
4拠点中継デモ講義の様子
山口大学紹介ブース
山口大学紹介ブース

山口大学とバンドン工科大学との国際連携講座開所式

開催地:バンドン市(インドネシア) 開催日 2017年11月7日

山口大学AICセンター長とバンドン工科大学学長の立ち合いのもと、山口大学(YU)とバンドン工科大学ビジネススクール(SBM ITB)との国際連携講座であるYU-SBM IBT International Joint Laboratory of Technology Management in Emerging Countries(ITMEC)のMOA(Memorandum of Agreement)に山口大学大学院技術経営研究科長とSBM IBT長が調印した。その後、「新興国におけるMOT」というテーマで記念シンポジウムを開催した。今後、新興国におけるイノベーションに特化したMOT研究を推進することで、アジアにおける研究拠点化を目指す。


バンドン工科大学のKadarsah 学長による挨拶

MOAの調印  左から、
Prof. Kadarsah Suryadi(バンドン工科大学 学長)
Prof. Sudarso Kaderi Wiryono(バンドン工科大学ビジネススクール研究科長)
Prof. Kazuhiro Fukuyo(山口大学大学院技術経営研究科長)
Prof. Ken Kaminishi(山口大学AICセンター長)

国際連携講座の研究室

第5回アジアMOT教育シンポジウム :ISAME2017 in Ube

開催地:宇部市  開催日 2017年7月6日~7日

7月6日(木)、山口大学常盤キャンパスD11教室(宇部市)をメイン会場として、International Symposium for Asian MOT Education (ISAME) 2017 in Ubeを開催した。大学院技術経営研究科と大学院創成科学研究科の学生及び同時期に来日していたマレーシア日本国際工科院(MJIIT)研修生46名をはじめ、教職員ら560名余りが出席した。オープニングセレモニーでは上西 研 AICセンター長による主催者挨拶、進士正人大学院創成科学研究科長からの歓迎挨拶に続き、文部科学省高等教育局専門教育課専門職大学院室長の大月光康氏を講師に迎え、「大学における日本の専門職教育の状況について~経営系・工学系教育の現状と改革~」と題した基調講演が行われた。その後、バンドン工科大学(インドネシア)、ダナン科学技術大学(ベトナム)、マラ工科大学(マレーシア)、チェンマイ大学(タイ)の代表から「アジア各国の産業政策と研究開発」をテーマとした特別講演が行われた。7日(金)は、まず、アジアMOTコンソーシアム(AMC)総会を開催し、マレーシア工科大学(UTM)の加盟を承認した。その後、コースシェアリングの実施に向けた協議を行い、今後の作業スケジュールを確認した。最後にコースシェアリングの開発に関する合意書の調印式を行った。


メイン会場(常盤キャンパスD11教室)

同時配信会場(常盤キャンパスC11教室)
基調講演
文部科学省高等教育局専門教育課専門職大学院室 大月室長
特別講演
バンドン工科大学(インドネシア)
Dr. Sudarso Kaderi Wiryono Dean, Professor School of Business and Management Bandung Institute of Technology (SBM-ITB)
特別講演
ダナン大学(ベトナム)
Dr. Le Thi Kim Oanh, Vice Rector, Danang University of Science and Technology
特別講演
マラ工科大学(マレーシア)
Professor, Dr. Norazam Mastuki, Dean, Arshad Ayub Graduate Business Schoool, Universiti Teknologi MARA
特別講演
チェンマイ大学(タイ)
Dr. Siriwut Buranapin, Dean, Associate Professor, Faculty of Business Administration, Chiang Mai University

コースシェアリングの実施に向けた協議

コースシェアリングの開発に関する合意書の調印

Universiti Teknologi MARA

Chiang Mai University

Malaysia-Japan
International Institte of Technology,
Universiti Teknologi Malaysia

The University of Danang University of
Science and Technology

School of Business and Management
Bandung Institute of Technology

第4回アジアMOT教育シンポジウム :ISAME2016 in Malaysia

開催地:クアラルンプール、シャーアラム(マレーシア) 開催日 2016年11月28日~30日

11月28日~29日はクアラルンプールにあるマレーシア工科大学(UTM)、30日はシャーアラムにあるマラ工科大学(UiTM)でInternational Symposium for Asian MOT Education (ISAME) 2016 in Malaysiaを開催した。世界各国のMOTおよびイノベーションに関する教育・研究に携わる大学教職員、大学院生および企業関係者等310名余りが出席した。オープニングセレモニーでは上西 研 AICセンター長による主催者挨拶、三浦房紀山口大学副学長(国際担当)からの歓迎挨拶に続き、文部科学省高等教育局専門教育課の浅野敦之課長を講師に迎え、「Japan’s Professional Graduate Schools」と題した基調講演が行われた。その後、Tilburg University(オランダ)、武漢理工大学(中国)、PUC–Sao Paulo University(ブラジル)、University of Vaasa(フィンランド)、Universiti Teknologi Malaysia(マレーシア)および山口大学の代表と知的財産情報を提供する企業から「知的財産(IP)の戦略的活用」をテーマとした特別講演等が行われた。

上西AICセンター長による主催者挨拶
三浦山口大学副学長(国際担当)による
歓迎挨拶
浅野敦之 文部科学省専門教育課長
による基調講演
Dr. Tim de Leeuw
Prof., Tilburg University
Dr. Ying Ma
Assistant Dean, Prof.,
Wuhan Univ. of Technology
Dr. Arnoldo de Hoyos
Prof., PUC–Sao Paulo University
Dr. Tim de Leeuw
Prof., Tilburg University
Dr. Mohammad Ali Tareq
Head of MOT Department,
MJIIT, UTM
Dr. Saya Miwa
Customer Engagement Manager,
Thomson Reuters Professional KK
Dr. Charry Chu
Patent Information Specialist,
Thomson Reuters Professional KK
Dr. Yoshiyuki Matsuura
Prof., Yamaguchi University

山口大学とマレーシア工科大学との国際連携講座の開所式

開催地:クアラルンプール(マレーシア) 開催日 2016年11月28日

山口大学(YU)とマレーシア工科大学(UTM)マレーシア・日本国際工学院(MJIIT)とが連携して設立した国際連携講座、YU-MJIIT International Joint Intellectual Laboratory (IJIPL)の開所式をUTMのクアラルンプールキャンパスにあるMJIITビルで開催した。山口大学からは堀副学長 (学術研究担当)、上西AICセンター長ら12名、マレーシア工科大学からはシャレー副学長、ルビアMJIIT院長ら15名が出席した。また、Tilburg University(オランダ)、武漢理工大学(中国)、PUC–Sao Paulo University(ブラジル)、University of Vaasa(フィンランド)、バンドン工科大学(インドネシア)、チェンマイ大学(タイ)、ダナン科学技術大学(ベトナム)などの海外連携大学、日本政府、マレーシア政府および企業から41名が出席した。山口大学とマレーシア工科大学の代表者による挨拶につづき、文部科学省、在マレーシア日本大使館、JICAマレーシア、トムソン・ロイターおよび紀伊國屋書店から祝辞をいただいた。その後、ボードへのサインとテープカットのセレモニーおよびリノベーション中の研究室の見学会を実施した。


会場(MJIITビル3階メインミーティングルーム)

ルビア・MJIIT院長
挨拶

堀・山口大学副学長
(学術研究担当)挨拶

上西・山口大学AIC
センター長 挨拶

タンスリ・
マレーシア工科大学副学長 挨拶

浅野・文部科学省
専門教育課長 祝辞

黒沼・在マレーシア日本大使館
一等書記官(学術研究担当)祝辞

松本・JICAマレーシア所長
祝辞

長尾・トムソン・ロイター・
プロフェッショナル㈱
代表取締役社長

三竹・紀伊國屋書店パシフィック・
エイシアン地区支配人

テープカット

研究室見学会

第3回アジアMOT教育シンポジウム :ISAME2016 in Ube

開催地:宇部市  開催日 2016年6月16日~17日

山口大学常盤キャンパスD11教室(宇部市)をメイン会場として、常盤キャンパスC11教室と吉田キャンパス1番教室に配信する形式でInternational Symposium for Asian MOT Education (ISAME) 2016 in Ubeを開催した。大学院技術経営研究科と大学院創成科学研究科の学生及び教職員ら530名余りが出席した。16日のオープニングセレモニーでは上西 研 AICセンター長による主催者挨拶、進士正人大学院創成科学研究科長からの歓迎挨拶に続き、文部科学省高等教育局専門教育課専門職大学院室長補佐の川﨑宏氏から祝辞をいただいた。その後、バンドン工科大学(インドネシア)、チェンマイ大学(タイ)、マラ工科大学(マレーシア)、ダナン科学技術大学(ベトナム)、ムンバイ工科大学(インド)の代表から「アジア各国の研究開発戦略」をテーマとした特別講演が行われた。17日は、アジアMOTコンソーシアム(AMC)の創設について議論し、発起人大学の代表者が創設趣意書に調印した。

上西・ AICセンター長による主催者挨拶
進士・大学院創成科学研究科長からの歓迎挨拶
川﨑・文部科学省高等教育局専門教育課専門職大学院室室長補佐による祝辞
バンドン工科大学(インドネシア)
Dr. Sudarso Kaderi Wiryono Dean,
Professor School of Business and Management Bandung Institute of Technology
(SBM-ITB)
チェンマイ大学(タイ)
Dr. Siriwut Buranapin, Dean, Associate Professor,
Faculty of Business Administration, Chiang Mai University
マラ工科大学(マレーシア)
Dr. Hadijah Iberahim, Acting Dean,
Arshad Ayub Graduate Business Schoool, Universiti Teknologi MARA
ダナン大学(ベトナム)
Dr. Le Thi Kim Oanh, Vice Rector,
Danang University of Science and Technology
ムンバイ工科大学(インド)
Dr. S. Bhargava, Chair Professor
Head of Shailesh J Mehta School of Management
Indian Institute of Technology Bombay
福代・技術経営研究科長による
特別講演の終了挨拶
メイン会場(常盤キャンパスD11教室)
学長主催パーティー

アジアMOTコンソーシアム(AMC)創設記念式典

開催地:山口大学常盤キャンパス(宇部市)  開催日 2016年6月17日

山口大学でアジアMOTコンソーシアム(AMC)創設記念式典を開催し、AMCの発起大学である山口大学、バンドン工科大学(インドネシア)、マラ工科大学(マレーシア)、チェンマイ大学(タイ)およびダナン科学技術大学(ベトナム)の代表者が創設趣意書に調印し、その後の総会で規約等を定めた。なお、ムンバイ工科大学(インド)もオブザーバーとして参加した。


アジアMOTコンソーシアム(AMC)創設趣意書の調印

AICセンター長から
バンドン工科大学への
記念品贈呈

AICセンター長から
チェンマイ大学への
記念品贈呈

AICセンター長から
ダナン工科大学への
記念品贈呈

AICセンター長から
マラ工科大学への
記念品贈呈

AICセンター長から
ムンバイ工科大学への
記念品贈呈

第2回アジアMOT教育シンポジウム :ISAME2015 in Ube

開催地:宇部市  開催日 2015年11月14日~15日

ANAクラウンプラザホテル宇部をメイン会場として、第2回目のInternational Symposium for Asian MOT Education (ISAME) 2015 in Ubeを開催した。第1回目のシンポジウムが主としてディマンドサイドの視点から技術経営教育について検討したのを受けて、本シンポジウムではサプライサイドの視点からアジアにおける技術経営教育について検討した。Malaysia Japan Joint International Conference (MJJIC) 2015 と共同で開催したこともあり、マレーシアを中心とした海外からの91名を含めて157名の参加があった。オープニングセレモニーでは上西AICセンター長による主催者挨拶と岡学長からの歓迎挨拶に続き、文部科学省高等教育局専門教育課の北山課長、MJIIT (Malaysia-Japan International Institute of Technology) の小林副院長および東京大学の児玉名誉教授による基調講演が行われた。その後、アジア各国で技術経営関連プログラムを提供している有力ビジネススクールの代表者により、各国における技術経営教育の現状や課題について講演があった。さらに、パネルディスカッションで各スクールで提供されているプログラムが、おかれた環境によって異なる特徴を有しているため、グローバルなフィールドでイノベーションを推進する人材を教育するためには、各スクールの特徴を強化していくと同時に一定水準のプログラムの調和化も必要となることを確認した。また、こうした協働のプラットフォームとしてのアジアMOTコンソーシアムのありかたについて意見交換し、パートナー候補のスクール間で創設に向けての青写真を共有した。

山口大学 上西AICセンター長による
主催者挨拶
山口大学 岡 学長による歓迎挨拶
外務省 大菅参事官による祝辞
JICA 上田課長による祝辞
文部科学省 北山課長による基調講演
MJIIT 小林副院長による基調講演
東京大学 児玉名誉教授による基調講演
会場の様子

第1回アジアMOT教育シンポジウム :ISAME2015 in Bandung

~Indonesia-Japan Symposium on Management of Technology 2015~

開催地:バンドン市(インドネシア)  開催日 2015年9月10日

2015年9月10日、インドネシアの有力校の一つであるバンドン工科大学の協力のもと、第1回アジアMOT教育シンポジウム(サブタイトル:Indonesia-Japan Symposium on Management of Technology 2015)をバンドン市内のメルキュールホテルで開催した。基調講演とパネルディスカッションでは日本とインドネシアからグローバル企業のエグゼクティブ、政府関係者および認証評価機関関係者を招き、“MoT as a Key Success Factor for Unlocking Indonesia’s Economic Potentials” というテーマで両国を中心としたアジアにおける技術経営実践、マクロ経済成長の中での技術経営教育の必要性について議論した。併せて、アジアにおけるビジネススクールにおける連携の現状などについても意見交換を行った。近年、インドネシアではMOT教育の関心が高くなっており、企業関係者約150名、大学関係者約50名、政府関係者約50名の出席があった。

主催者による開会挨拶
Prof. Ken Kaminishias, Director of AIC, Yamaguchi University
基調講演
Prof. Dr. H R AgusSartono, MBA - Deputy of Coordinating Minister of Human Development and Culture on Education and Religion Affairs
基調講演
Bapak Agus Puji Prasetyono - Expert Staff to the Minister of Research, Technology and Higher Education on Relevancy and Productivity Affairs
基調講演
Prof. Fumio Itohas President of ABEST21.
基調講演後の記念品贈呈
Mr. Takashi Nawata- Senior General Manager of Marketing PT. Fuji Xerox Asia Pasifik
基調講演後の記念品贈呈
Bapak Saiful Hidajat, Head of Innovation and Design Centre of PT. Telkom
基調講演後の記念品贈呈 Bapak Made Dana Tangkas - Director of Corporate and External Affairs – Toyota Motor Manufacture Indonesia
基調講演後の記念品贈呈 BapakYayatRuhiyat- Head Division of Quality Assurance of PT. Pindad
メイン会場の様子